下仁田ジオパークとは
~日本列島の誕生をひもとく根なし山~
下仁田ジオパークには、独特の山並みを持つ山々があります。これらの山たちはすべて同じように出来たわけではなく、それぞれに生い立ちがあります。特に、町の中心地から見える根なし山(跡倉クリッペ)の山々は、山の上と下で石が異なり、上の地層ははるか大昔移動してきて乗り上げたといわれています。その原因は未だに明らかにされておらず、日本列島誕生の秘密を秘めているといわれることから、当ジオパークのテーマを「日本列島の誕生をひもとく根なし山」としました。
その他にも、900~600万年前の火山活動の名残とも言われる荒船山や妙義山、まちなかを通る中央構造線など、日本列島が現在のようになるまでの多種多様な地殻変動の痕跡があります。
そうしてできてきた自然の中で、下仁田の人たちは地下資源やこの独特の地形を利用した産業を興し、生活してきました。世界遺産 荒船風穴をはじめとする鉱山跡地やコンニャク精粉水車の跡地などがエリア内にはたくさん残されています。
みどころたくさんの下仁田ジオパークをぜひ、見るだけでなく、ガイドの耳に話を傾けたり、大地の恵みをふんだんに使ったグルメもお楽しみ下さい。