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根なし山の形成

 上の写真は 当地域の中心街から南の山々を見た写真です。これらの山々は根なし山(クリッペ)と呼ばれています。根なし山の『根っこ』となるのは青岩公園に広がる青い岩石だったり、奥栗山に見られる色とりどりのチャートです。その上を下図で見られるようなオレンジ色で塗った地層がどこか別の場所から移動し、河川によって削られて、現在の「根なし山」ができました。

 クリッペは、主に白亜紀(約8000万年前)の海の地層とペルム紀(約2億7千万年前)のマグマが地下で冷え固まった石英閃緑岩という岩石で構成されています。
このようなクリッペはアルプス山脈やヒマラヤ山脈などが大陸と大陸の衝突によって形成したときに見られますが、下仁田のクリッペの成因については、いまだ解明されておりません。下仁田のクリッペがいつ、どこからどのように動いてきたかが明らかになると、日本列島がどのようにできたかも明らかになるかもしれません。

ジオアニメーション

跡倉クリッペのすべり面

跡倉クリッペのすべり面 これが、根なし山と基盤の境です。崖に斜めに入った線より下側が基盤で線より上が動いてきた地層です。ここでは、クリッペを構成する地層が移動してきたときの傷跡に触れることができます。ここは、下仁田町自然史館から徒歩5分の場所に位置しており、自然史館見学の際に簡単に寄れるジオサイトです。
 また、すぐ下流には、本来なら動いてきた地層で覆われている場所を川が削ったため、根なし山の「根っこ」が窓のように顔を出しているところも見られます。

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大桑原の褶曲

大桑原の褶曲 ここではクリッペを構成する地層の跡倉層の砂と泥が交互に積み重なっているのがわかります。跡倉層が堆積した後、地層が動いてくるときに大きな力が加わり、もともと水平だった地層がVの字に大きく折れ曲がっている様子がわかります。さらに激しい変動により上下さかさまになったところが「宮室の逆転層」です。

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宮室の逆転層

宮室の逆転層 ここでは、大きな力を受けて地層が上下さかさまになっているところと、正常に堆積しているところの両方をみることができます。逆転した部分では、当時の海底面にできた生物の巣穴や這い跡、水の流れによって削られた跡を見ることができます。

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蒔田不動の滝

蒔田不動の滝 高さ25mもある蒔田不動の滝は、クリッペを構成する地層のひとつ2億7千万年前の石英閃緑岩でできています。石英閃緑岩は、周りの地層に比べて固いため滝を作っています。
 この川の上流にも、跡倉クリッペのすべり面が見られます。

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